マラソンで走っている人達を見ている時に
彼らは何故走っているのだろうと
不思議に思うことがあった。
ただ、1つの行程を前に進んでいくだけのスポーツ
見ていても単調なスポーツと
でも、いったん見始めると、
意外とこれが目が離せないのである。
今度はなんで自分はこのマラソンをじっと座って見ているのだろうと
自問自答してしまうのである。
ただ道を走っているだけの様に見えるけど
その道は決して単調ではない。
まさに山あり、谷あり。
それも急な坂やなだらかで長い坂
直線の道があれば、大きなカーブもある。
天候にも大きく左右される。
思いもよらないアクシデントに見舞われることもしばしば
選手達の表情をみていると
それこそ大きな山を越そうとしている時と
それを乗り越えて、穏やかになっている時と
見ている内に、まるで人の一生をみているな気がしてならなくなった。
私たちも
一見単調な道を前に進んでいる。
だけどよく見ると
その道は意外と複雑に違いない。
それを苦しそうに走るのも
それを楽しそうに走るのも
自分次第である。
私たちが自分の考えるゴールまで果たして行き着けるかどうかはわからないが
ゴールに向かって走るという、そのことは同じような気がした。