娘たちが小学生の頃、夢中になって観ていたセーラームーン
今や、大学生、高校生になった彼女たちが無料サイトのユーチューブの動画で、セーラームーンを、いまだに感動して観るのは何故か
その秘密に迫るべく、一緒にというか、
二人の後ろからこっそりセーラームーンを観てみました。
といっても、結局、後ろからいろいろと声をかけてしまうので、娘たちに「ちょっと、ママはあっちに行ってよ」と煙たがられていましたが・・・
そこで、気づいたことは、
主役であるにもかかわらず、だめな美少女戦士であるセーラームーンの圧倒的なあきらめの悪さ、あほに“ど”がつきそうなお人好しな姿です。
やられてもやられても、力もないのに
「私はあきらめないよ」という彼女
とんでもなく強力な力をもつ敵を前にして、
絶対に自分たちの気持ちに寄り添うなどあり得ない相手に向かって、
「私は信じている。あなたにもまだ優しい気持ちが残っていると」
という彼女
そんな心の強さが、最後はどんな強大な力であっても打ち破るのです。
アニメだなと思っていても、
しつこいまでの一貫したその姿を見せられれば、なにも感じないわけがない。
それよりむしろ、そんな主人公に自分を重ねてしまうのです。
そんな風でありたいと
ある意味、格好悪いセーラームーンの姿も、最後は理想の姿さながら、すばらしく輝いています。
根性ドラマともいうべき、「セーラームーン」
その恐ろしく計算された構成に、結局やられてしまうのは、幼い子供たちだけではないのが、いたいほどわかりました。
「明日から、がんばろう!」と
素直に思える自分がそこにはいました。
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