成人した娘の保育園の同窓会に出席した
かれこれ15年前にもなる保育園の
15年経った彼ら彼女たちに
どうしても会いたかった
そして先生にも
久しぶりに会ったみんな
どこかに面影が残る
ちっとも変わらないおもむき
でも、立派に成長して
感激もひとしおだった
少し遅れて現れた先生の顔をみた瞬間(とき)に
それはピークに達した
涙が自然と溢れてしまった
まったく変わんない!
あの時のまんま!
時間があの頃にワープしたかのように感じた
あまりにも懐かしく
あまりにもリアルで
あまりにもせつなく
あの時一緒に精一杯頑張っていたお母さんたちと自分の姿が蘇ってきた
本当にがむしゃらだったな
本当に毎日仕事に疲れていたな
でも保育園では楽しいイベントばかりだった
保育園での出来事は
娘より自分の方がすべて覚えている
出席した子供たちが口々に言う
当時のことはよく覚えてないけど
楽しいことばかりだった と
悲しいような
うれしいような
妙な感覚
最後に「保育園卒園生 成人おめでとう!」と書かれたケーキが運ばれた
私たちのテーブルに置こうとするので
子供たちの方へと言ったら
「ううん。これでいいんです。これには意味があります。私達が成人を迎えられたのはお母さんたちのおかげなので、まずはお母さんたちに。」と
思いがけない演出に
胸が一杯の一日となった
頑張ってやってきてよかった
やめなくてよかった
本当に信じて続けてきてよかった
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