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2024年11月24日13/ 時30分の記事
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2014年11月10日23/ 時05分の記事
94歳の大先輩
 


大学の大先輩が一堂に会するパーティーに出席した時のこと

 

テーブル毎に現役の学生さんも2名ずつ入っており

老若入り混じり、楽しいひと時を過ごした

 

その席でスピーチされた方の最年長は

なんと94歳の女性であった

まだ現役で仕事を続けておられるとお話しされた先輩は一言

 

「歳ではないんです。やりたいかどうかなんです!」と

 

あまりに強いメッセージに

会場からは話の途中にもかかわらず大きな拍手が巻き起こった

 

私も一言

「すごい!お見事!」と唸ってしまった

 

私の横にいた2年生の初々しい学生さんも

 

「今日は本当に楽しかったです。来てよかったと思います。」と

 

とにもかくにも

久しぶりに元気を頂いた

 

今は自分の目の前にあることを

きちんと確実にやっていこう

そうして

いつしか94歳の大先輩と同じ歳になっても

自分のやりたいと思うことができていることを夢見ながら

 

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*CATEGORY [ 日常 ] *コメント[ 0 ] 
2014年09月19日16/ 時23分の記事
お祭り
 



「秋のお祭りは収穫祭だよ!」

そう彼が最初に耳元で言う

 

「そうだろうけど、そんなこと思い出している人、今ここで、町のお祭りに参加している人たちの中にいるのかな?」

と私は心の中で思う

 

何にでも起源はあってやってきたことだと思うけど

定着してしまうとなんだかその本質はさておいてしまっていることって多い

 

いずれにせよ

楽しいのである

わが町のお祭りは

 

この町で四半世紀を過ごした形となった娘たちも毎年心待ちにして参加する

こもごも自分の好きな出店の様々な食べ物を買って

たくさんの提灯が明るく灯る歩行者天国の中

勝手気ままに立ち食いしながら

道路の真ん中を歩くことを許されるふた夜限りの夜を過ごす

中央では盆踊りの大きな輪ができている

おきまりの音楽だがなんとなく踊りたくなってしまう

その向こうにはおみこしを担ぐ人たちが

汗びっしょりになって

呼吸と脚をそろえて進んでいく

大きな大きな

「わっしょい」「わっしょい」の声が響く

 

こんな都会にいて

近所付き合いなんてほとんどなく過ごしていて

めったに話すこともなく

お店で「らっしゃい!」とは声かけられるけど

 

それなのに

お祭りになると妙に親近感が湧いて

すれ違いながら

出店の列に並びながら

なんとなく笑顔をかわしてしまう

自然に順番を譲り合ったりもできる

 

「この町にこんなに子供がいたんだね」

と彼が再び言う

 

「きっと普段は職場にいる時間が長いから気づかないんだな」

と私は思う

 

 

きっと昔は

子供も大人も楽しめる

めったにないイベントだったに違いない

天候に左右されながらも大きな収穫があればなおのこと

大きな喜びとともに町は賑わったことだろう

 

日常に埋もれてしまうと忘れがちな

“収穫”への感謝の気持ちを

少しは思い出してみた夜であった

 

 

 

 


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2014年09月07日19/ 時42分の記事
習字
 



小学生の時、本当に嫌いだった

何がって

習字が

 

中校生の時、本当に嫌いだった

何がって

板書が

 

高校生の時、本当に嫌いだった

何がって

ノートを貸すのが

 

 

自分の字を見られるのが

本当にいやだった

 

習字で先生が回ってくる時は

書いていた半紙をぐちゃぐちゃにして捨て

おもむろに墨をすって

やり過ごした

 

そんな私が

どうしても本当の筆で書かねばならない案件があり

40年以上ぶりに習字の筆を持った

習字の道具も持っていない私が

娘に借りて

 

驚いた!

全然書けないかと思っていたら

これが思ったより書ける

しかもなんだかとっても楽しい

これは意外だった

 

少し字が斜めになり書き直す

大分いい

でも少しはみでた

また書き直す

さらにいい感じ

もっときれいに書きたい

再度集中して書いた

自分では信じられないくらい

満足にいく字が書けた

 

こんな感覚になるなんて

40年以上経って

ずっとやっていなかった嫌いだったものが楽しくなるなんてことがあるんだ!!

 

こんなことがあるから

人生はわからないのかな

最後の逆転ってのもあるのかもね


*CATEGORY [ 日常 ] *コメント[ 0 ] 
2014年08月10日21/ 時29分の記事
日曜日も歩こう!
 


日曜日も歩こう!

 

急に気づいたこと

日曜日にずっと家にいると

月曜日はあしが浮腫むことに

 

たまたまかと思っていたけど

どうやらそうでもなさそうだと

3回、同じ症状がでて

確信した

 

飛行機で座りっぱなしはいけないとか

入院すると年寄りはすぐ歩けなくなるとか ぼけるとかいうけど

まさか自分がその当事者になろうとは

思いもしなかった

 

そんな話を娘にしたら

じゃあ 今日は坂の下のあのお店に行こう!

とのお誘い

 

坂の下のお店は

いつもお香を焚いていて

ちょっとエスニックな服や雑貨があって

雰囲気のあるお店

 

何も買わなくても

ふらっと見たくなるお店

決して多くのお客さんがいるわけではないのに

なぜか夜遅くまで開いていて

 

いつも何も買わなくても

お香は買って帰るのだが

やはり今日も

 

しばらくは

同じパターンになりそうな気配

 

日曜日も歩こう!


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2014年06月29日19/ 時25分の記事
萩原麻未さんのピアノ・リサイタル
 



6月27日に紀尾井ホールで開催された

「萩原麻未 ピアノ・リサイタル」は

想像を超えた世界だった

 

満面の笑みを浮かべ

ふかぶかと頭を下げる彼女が

ひとたびピアノの前に座ると

彼女の神経は一点に集中し

彼女の周囲の空気の流れが一瞬にして変わった

その瞬間

私は鳥肌が立つのを感じた

 

「何が来るの?」

 

完全に“はいってしまった”彼女の手からは

思いもかけないほど様々な色の音の束が迫ってきた

 

「これって 一つの音???」

「これって ピアノの音なの???」

 

とても信じられなかった

特に高音域と低音域で演奏されでてくる音は

到底ピアノの音とは思えないものだった

 

 

ピアノ・リサイタルにさほど行ったことがないとはいえ

そんなド素人の私でさえ

これらの演奏がただならぬものであることはわかる

 

彼女の手が“最後の結末までたどり着いた”時

「わー!すごい!」と自然と声がでてしまった

人間ってすごい

決してlimitってないんだと思えた瞬間だった

 

なんでも完成ってないんだなと思う

すべてが未完成なんだと

だから人はいつまでも進歩できるんだと

 

『これはきっと来る!』

 

これから訪れるだろう

新しい音楽の波

新しく創造された世界

それが今から楽しみでならない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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