“花燃ゆ”
久しぶりに直球で入ってきた
“花燃ゆ”を見ている
私にはいくつか不思議に思うことがある
その一つが
萩の松下村塾である
まさか日本の西
あんな田舎の一私塾から
日本を動かす何人もの重鎮が生まれることになるなんて
正確な記憶ではないが
以下のような会話が画面では展開していた
江戸に行きたいと
江戸で見聞を深めたいという生徒に
吉田松陰先生は問う
○○君
君の志は
君は何のために江戸にいきたいのか
生徒が答える
もっといろいろなことを知りたいと
松陰先生が問う
○○君
君はいろいろなことを知って
何をする
生徒が答える
私はいろいろなことを知って
それを皆に知らせたいと
松陰先生が問う
○○君
君は皆にそれを知らせて何をする
絶句する生徒
そこで生徒は気づく
自分が実は何もきちんと考えていなかったことを
実際の松陰先生が本当にそう問ったのか
その真偽のほどはわからないが
この押し問答には
私も絶句した
自分はどうだ
“花燃ゆ”に
自分を投影してしまった時点で
もう完全にスイッチが入ってしまった
今は
激動のあの時代
新しい日本の幕開けを迎えるべく奔走した
松下村塾の生徒たちが
立ちはだかるだろう
壁にどのように対峙し
壁をどのように破り
その後どのように解決していくのか
凝視していきたいと思っている
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