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夏の風物詩
ご存じ蝉時雨
私の中では夕方
秋への移行期
といったイメージなのだが
さらには田舎そのもの
田舎の空気は
口では言い表せないほどに
どこまでも澄んでいる。
それは変わらないもの
そして決して変わらずにいてほしいもの
あの蝉時雨のシャワーを浴びる瞬間(とき)
からだにのしかかっていたかもしれない
重しが
からだに染みついていたかもしれない
あくのようなものが
すっかりとれる気がする。 蝉時雨 それは私にとって特別な存在である。