忍者ブログ
2024年11月23日04/ 時57分の記事
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


*CATEGORY [ ] 
2015年03月09日23/ 時09分の記事
花燃ゆ
 


“花燃ゆ”

 

久しぶりに直球で入ってきた

“花燃ゆ”を見ている

 

 

私にはいくつか不思議に思うことがある

 

その一つが

萩の松下村塾である

 

まさか日本の西

あんな田舎の一私塾から

日本を動かす何人もの重鎮が生まれることになるなんて

 

 

正確な記憶ではないが

以下のような会話が画面では展開していた

 

江戸に行きたいと

江戸で見聞を深めたいという生徒に

吉田松陰先生は問う

 

○○君

君の志は

君は何のために江戸にいきたいのか

 

生徒が答える

もっといろいろなことを知りたいと

 

松陰先生が問う

○○君

君はいろいろなことを知って

何をする

 

生徒が答える

私はいろいろなことを知って

それを皆に知らせたいと

 

松陰先生が問う

○○君

君は皆にそれを知らせて何をする

 

絶句する生徒

そこで生徒は気づく

自分が実は何もきちんと考えていなかったことを

 

 

実際の松陰先生が本当にそう問ったのか

その真偽のほどはわからないが

 

この押し問答には

私も絶句した

 

自分はどうだ

 

 

“花燃ゆ”に

自分を投影してしまった時点で

もう完全にスイッチが入ってしまった

 

今は

激動のあの時代

新しい日本の幕開けを迎えるべく奔走した

松下村塾の生徒たちが

立ちはだかるだろう

壁にどのように対峙し

壁をどのように破り

その後どのように解決していくのか

凝視していきたいと思っている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PR

*CATEGORY [ 詩 ] *コメント[ 0 ] 
2015年03月01日23/ 時42分の記事
遺品

とうとう来るべき時がきてしまった

それなりにするべきことはしてきたし

それなりに心の準備はできていた

 

だから

取り乱すこともなく

そうかとだけ受けとめた

 

皆もそうだった

だから

比較的淡々と進めることができた

 

いつものように

忙しい毎日も

容赦なくこなし

 

急に入り込んだ

スケジュールにもあせることもなく

対応できた

 

周りの方たちの

温かくもぬかりのない

完璧なまでの設定ですべては進んでいった

 

それは信じられないほど

スムーズな幕引きであった

想像を超えた

 

このままの感情でずっといくのかと

何となくだが思っていたふしがある

一瞬にして崩れるその瞬間まで

 

本人の実際に使っていた

大切な物に触れた時に

多くの複雑な思いが混ざり

 

実に自然と

悲しみで心が満たされた

一度溢れてしまうとそれはとめどなくなった

 

こんなはずではなかった

ずっとクールに

封印していられると思っていたのであろう

 

次々に現れては消える残像が

せつなく心に迫る

それは私が背負うべき重みを示しているかの如くであった

 

 

 


*CATEGORY [ 詩 ] *コメント[ 0 ] 
2015年02月08日15/ 時07分の記事
未完成
 



毎日を

一歩ずつ進む

 

早く進むこともあれば

動かない時もある

 

進んでいる最中には気づかないが

進み終わって

しばらくして

かなり後ろを振りかえった時に

はじめて

 

自分が意外と

以前の位置から離れた位置にいることに気づくことがある

何段か上にあがっていることにも

 

「あれ これって前はわからなかったことじゃない!?」

「前はできなかったよね」

 

特に挑んでやったことじゃあない

ともかくすべきことをしていただけ

有無を言わせず的な

しなくてはならないことの方が多かったような

 

思い出すと

それなりに苦しんでいたのかもしれないし

何だかめんどくさいこともあったような気もするが

もう忘れている

 

また

何しろあまりにも要領が悪く

必ず人の3倍以上の時間がかかる

しかもその割には完成度が低いのだが

 

一つ一つのことに

何らかの区切りをつけて

終わらせていくまでの

長い道のりが

この上なくいとおしい

 

そうやって

毎日を積み重ねているうちに

次なるやるべきことも

最初はかなりハードルが高そうでも

最終的には何とかできるのではないかという

そんなイメージができて

いつの間にか

やり始めている

 

そして

同じように

準備と作業に多くの時間を費やしながらも

必ず最後は

“未完成”という

この時の私にとっての完成品を生み出していく
*CATEGORY [ 詩 ] *コメント[ 0 ] 
2015年01月25日00/ 時42分の記事
知らぬ間に
 


いつの間にか

変わっていたことに

ある時、気づくことってある

 

普通に毎日を過ごしていただけだが

知らぬ間に

自分の立ち位置は変化していた

 

これまで

言葉はおろか

挨拶をかわすことさえも

できなかった人が

私の名前を知っていて

その名前で声をかけてくれるなんて

思いもしなかった

 

少しずつでも

私の発言を

どこかで聞いてくれていたのだろうか

 

ちょっと

不思議な気分だった

最初は聞き間違えかと思ったが

そんな状況が2回続き

本当に認識されたと確信できた

 

こんなこともあるのだな

 

さまざまな

雑多なことだと思えても

意外とどこかでつながっていく

 

いろいろと複雑に考えることは無用

単純に

誠実に

そして

坦々と

過ごしていこう


*CATEGORY [ 詩 ] *コメント[ 0 ] 
2014年11月30日11/ 時23分の記事
のんびりした空と自分の心
 

久しぶりに見た

こんなにのんびりした空を

流れるように走る電車の窓から

 

本来

こんな田舎の空の下で過ごしていた

自分が

どうして今慌ただしい都会の喧騒の中で暮らしているのか

今もって不思議でならない

 

戦うことも

突進することも嫌いな私が

どうして都会で戦っているのか・・・

 

よほど前世ではのんびり過ごしすぎてやりたいこともせずにきたのかな

その罰なのか

前世では自分が望んでかなわなかったことをさせてもらっているのか

 

人間はなんでもないものねだり

できない時ほどやりたくて時間がほしい

でもいざ時間を与えられてできるようになってもやらない

 

総合的には時間が少ない時ほど

やりたい気持ちが強くなり

なんとか時間を捻出してやってしまうものだ

 

だから

もっと時間があればできるのに

なんて愚痴はないと思っている

 

いつでもできる

自分がやろうとしないだけ

やりたいならやればいい

ただそれだけだと思う

 

そこには

のんびりした空に癒されながらも

葛藤する自分がいた


*CATEGORY [ 詩 ] *コメント[ 0 ] 
<<前のページ| HOME |次のページ>>
忍者ブログ[PR]
忍者ツールズこのページのトップへ