以前にも同じようなことを書いたかもしれませんが
「教育」という言葉の英語’education’の動詞であるeducateの意味は
もともと「引き出す」ということであったそうです。
日本では「教育」は「教え育てること」ですが
もともとの語源は「引き出すこと」
よって、教育の真の意味は
「関わった人の潜在する能力を引き出すこと」です。
4月に新しく職場に入ってきた後輩たち
かれこれ8ヶ月近くが経ち、気づけば個人差はあるものの、1人の職業人として、自分で考え、自分で動けるようになってきました。
「教育」を行ってきた者としては、そんな姿を目にする時は、最初、入ってきた頃を思い出しながら、何ともいえない喜びを感じる瞬間となります。
「教育」すなわち「関わった人の潜在する能力を引き出す」ことは、言うほど簡単ではありません。
決して見返りを望んではならない。
望んでは引き出せない。
最近はそんな心境でいます。
それはやはり子育てと非常に似ていることかもしれません。
必ずしも教える者の理想とする道を通らない
しかし、きちんと自分なりの道を切り開こうと
もがく彼らの方向が
彼らにとって
そして、周りの人にとって
間違えなくプラスとなるならば
その過程で彼らも
そして、教える者にとっても
おもいがけない能力を見つけ、引き出し、さりげなく気づかせてあげる。
いつもそんなことができるわけではありませんが、一度でもその瞬間を出会うことができた時には、自分も「教育」されたことを実感でき、深い感動をおぼえることができるのです。
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