故郷に戻った時は
いつも母が自分の気に入った映画、ドラマを録画していて、もう一度一緒に観るのを楽しみにして待っている。
この映画好きな性格はきっと母から受け継いだのだろうとつくづく思う。
過去に観たものはいずれもはまってしまった。
好きな映画の傾向も一緒のようだ。
歴史物には特に目がない。
クレオバトラ、仮面の男、ロードオブザリング・・・
最近では韓国ドラマ
チャングムにはかなりはまってしまった。
今年は果たして何かしらと思っていたら
大王四神記だった。
ヨン様ファンではない母には珍しい選択と思って観たが、今回もやられてしまった。完全にはまってしまった。
結局のところ5日間で全18話をすべて観終わり、帰京し19話、20話をテレビで観てしまった。
20話で大王タムドクが、重臣の黄将軍に言う言葉は深い。
戦いの最前線に自らの命も省みず出陣しようとする大王タムドクに、黄将軍が大王は兵士を信じられないのかと迫る場面
周りに他に部下がいないことを確認した上で大王タムドクが言った言葉は
「兵士が信じられないのではなく、自分が信じられないのです。将軍たちがいろいろな情報をいれてくれますが、最後に決めるのは私です。その私が下した命令がもし、誤った判断であったら、そのために部下が死んでしまうのではないかと・・・」
この言葉を聞いた黄将軍が言うのです。
「陛下、私は15歳の時から戦いの最前線に自ら進んで出ていきました。でも、実はいつも死ぬのではないかと恐ろしく思っていました。でも、陛下に出会って、この人のためなら死んでもかまわないと思うようになりました。皆、兵士はそう思っています。陛下の存在そのものが私たちにとっては大切なのです。」と
演じているとはわかってはいても、心にせまる重い言葉だった。